(前回の関連記事は「 」です)
超実用的!気功講座 第5回
立禅の問題点
よく「結婚はお互いの価値観が一致する事が大事」と
言いますが、
気功などの神秘行を習う場合には、指導者(師匠)の
価値観が非常に重要になります。
太極拳のような単なる健康法としての気功を習うのでしたら、
それほどの問題は無いと思いますが、
本格的な神秘行としての気功を習う場合は、弟子は師匠の
影響をもろに受ける事になります。
なぜなら、神秘行の指導とは単に知識を伝えるだけではなくて、
そこには必ずエネルギーレベルの伝授が行われるからです。
前回の記事では、師匠が肉食を嫌っていると弟子も同じように
肉を食べられなくなる話をしました。
影響が食べ物の好みが変わる位でしたらそれ程問題もないの
ですが、実際にはさらに深いレベルで影響を与えます。
この影響についてわたしが体験した話をします。
これはわたしが皮膚レベルの経絡小周天を行っていた頃の話です。
気功を行っている友人が、
「近所に透視能力を持った気功家がいて、生徒を募集している
から行ってみないか?」
と誘ってきました。
わたしは面白そうだったのでその友人に付き合い行ってみました。
その気功家は鍼灸師で自宅を鍼灸院にして開業していました。
何でも東洋医学の研究の一環として気功を行っていたら、
透視能力が開いたというんですね。
わたしも当時、病院勤務を始めた頃で
「治療の役に立つかな?」位の軽い気持ちで友人と
2人で習う事にしました。
(他にはその気功家の患者の女性が2人習いに来ていました。)
今から10年以上前で、当時のわたしは今ほど感覚が開いて
いなかったのですが、
その気功家は確かにオーラがはっきり見えてそれを使って
サイキック現象を起こせるようでした。
ベッドに腰かけた友人の背中にオーラをつなげてから後ろに
引っ張って倒すという術を見せてくれました。
(わたしもしてもらったのですが、何かに背中を引っ張られている
感覚になり脱力すると後ろに倒れました。)
他には、Оリングテストという指で輪を作って力の入り具合で
気の強さを測定する方法があるのですが、
気の流れを変えることによってОリングの反応が変化するという
実験を行いました。
この気功家の方の修行法というのはひたすら立禅を続けると
いうもので、長い時はなんと90分位するそうです。
立禅の内容は、膝を曲げて腕で半円を作り、後はひたすら
立っているだけなのですが、10分程で膝がガクガクして
限界が来ます。
確かに気のパワーが高まるのですが、かなりの苦痛です。
よく気功教室で立禅を指導したりしますが、あれがイヤで
辞める人が多いんじゃないでしょうか?
話が少し逸れますが、
立禅の問題点は下半身のパワーはつくのですが、その他の
部分を鍛えられないことだと思っています。
以前、雑誌で中国武術の大家を紹介した記事があり、
その武術家が立禅している写真の波動にシンクロしてみたら、
下腹部の奥の方に重い質感を持ったエネルギー球が出現しました。
そして、身体の中心の中脈を通って気の柱が頭頂を突き抜けた
のですが、
それが非常に物質的なエネルギーで、身体全体が上から重力圧(G)を
かけられたような状態になりました。
「こんな重い波動を持った武術家がいるんだな!」と驚きました。
何でも記者が試しに気功家の身体に一発軽くパンチを打ちこんだら、
全身に衝撃が来て跳ね飛ばされたそうです。
こんな波動を手や足に込めた上で、思いっきり打ちこまれたら
相手は間違いなく即死ですね
「うーん、これはスゴイ武術家だ!」と感心したのですが、
その方の体型は思いっきりメタボでお腹が臨月状態なんです。
日本人で何冊も気功本を出版している有名な気功家がいて、
その人も立禅をやりこんでいるそうなのですが、メタボ体型
なんです。
わたしは結構自分の見た目にこだわる方なので、
「あんなキツイことやってメタボを防げないんなら、
立禅はしない方がいいな。」
と思いきっぱり辞めました。
替わりにダンベルを利用したウェイトトレーニングを
始めました。
あまりマッチョになってもイヤなので軽めの
10〜15キロ位のダンベルを使い日毎に部位を
変えて行っているのですが、
鍛える筋肉の部位に気を集中してから負荷を
かけると気の巡りもよくなりますし、
全身に力がみなぎるようになります。
(肉を多めに食べるのがいいです。)
立禅の代わりの下半身強化法としては、
最初にがっちり丹田を作った上で
スクワットを50回位行うと丹田や尾骨が
発熱してエネルギーが上昇し脳が
振動したりします。
ですから、立禅を行わなくても
全身の筋肉をまんべんなく鍛えていれば
パワーは十分得られます。
(立禅をやりこんでいる人って、なぜか
筋トレはあまりしないんです。)
筋トレの方が、
お腹が引っ込んでメタボ対策にもなりますので、
受講者の方に
「気功の補助として何か運動をした方がいいか?」
と聞かれた時は、
男性には軽い筋トレ、女性はピラティスを勧めています。
(1日1時間程度のウォーキングもした方がいいです。)