メタボ対策を知らずに僕らは育った

私はとかくする事に理由を求めます。なぜそれをするのか・・・

このブログも今のところハイペースで書いているので、今のうちにこれを書いておいて、後にどう変わったか見直してみよう。

さて、そもそも私が走るようになったのは、妻が病気で他界してしまい生活環境がガラッと変わってしまった事が一番大きいかな。

付き合っている頃から私達は何をするにもいつも一緒、スーパーの買い物も子供達の保育園の送迎も。

そんな彼女が居なくなってしまい、更に子供達も成長と供に友達と遊ぶようになり・・・おとーちゃん一人ぼっちｗｗｗ。

そんな時メタボ宣告を受け走り始めますが、半年もすると体重は落ちお腹も引っ込み、メタボ対策は完了してしまいました。

しかし、その間に走る事の楽しさを覚えてしまったのです。

夜明け時刻に走っていた冬の朝。正面から朝日が登って来て浴びたあの光の温かさ・・・なんとも言えない気持ちになりました。「地球に生まれてよかったーーーー！」（笑）

こんな感じｗ

そして、レースに出るようになると、レースに向けたトレーニングを考えたり、本番のペース戦略を考えたり。本番は自分の身体の調子をみながら戦略どおり行けるのかどうか、そんな事を考えながら走るのが楽しくてしかたがない。

よく走らない人には「やっぱり達成感がたまらないですか？」と聞かれますが、いまいち自分の中ではピンと来なくて説明に苦慮していましたが、6月の柴又100ｋで60ｋｍの部を走った時に判った気がします。

下の写真はその柴又で泣きながら走っているところです。

50km付近で熱中症になりフラフラ歩いていると、沿道に居た方が駆け寄って来て「これを使って！」と凍ったチューブタイプのアクエリアスを手渡してくれました。それを首筋に当てるとみるみる身体が軽くなり再び走り出す事が出来たのです。

その時、再び走れた事の喜びと「これって、応援してる知り合いにあげるか自分用に持ってたものじゃないのかな？それを見ず知らずの自分にくれるなんて・・」

そう気付いた時、ありがたくて、ありがたくて・・・人生で初めて泣きながら走りました。カメラが有るの判ってましたが、そんな事おかまいなく・・

普段はカメラが居るとポーズをとったりカッコつけますが、もうありのまま・・カッコ悪い自分もさらけ出せる・・・

たぶん、この辺の感覚が今走っている理由の一番根っこにあるものだと思います。

ゴールの時は60kmなので控えめにガッツポーズするつもりでしたが、ガッツリやってます。（笑）

来年100km走る時、あの方にもう一度会えるかな？