トロンボーンで満足!満足!!

トロンボーンで満足!満足!!

トロンボーン 信頼される安心を、社会へ。

今日は「音楽の絵本 JIVE」というコンサートに子どもと行ってきました。

というのは、動物たち(の着ぐるみ)の演奏者の方たちが、親子で同じ音楽体験を楽しめる時間を供するために全国で行っている音楽活動なのだそうです。

0歳から入場OKなので、膝の上で聴く小さな子もたくさん、座席は満員の大賑わいでした。

 

出演者
ズーラシアンブラス 7名
サキソフォックス  1名
弦うさぎ(ピアノ) 1名
 

演奏曲目
・幻想即興曲(作曲:ショパン)
・アイ・ガット・リズム (作曲:ガーシュウィン/編曲:高橋宏樹)

・鳥唄(作曲:宮沢和史)

・トライ・エヴリシング(作曲:Sia Furler, Mikkel S.Eriksen, Tor Erik Hermansen)
・こぎつね(文部省唱歌/編曲:高橋宏樹)
・マイファニーバレンタイン(作曲:Richard Rodgers)

・おもちゃのメドレー

 〜おもちゃのチャチャチャ〜おもちゃのマーチ〜

・みんなのリクエスト

・一週間の歌(ロシア民謡)
・ルパン三世(作曲:大野雄二/編曲:石川亮太) 

アンコール

・シングシングシング

 

クラシックあり、民謡や童謡あり、ジャズあり、バラエティあって聞きごたえがある。指揮者の方(オカピ)はノリノリで、踊りながら指揮棒を振って熱演。普通の式でもコンサートが終わると指揮者は汗だくだくでばったりというシーンが「のだめカンタービレ」にありましたが、被り物をかぶって踊りジャンプしての指揮、すごい滝の汗なのでは?演奏者の方々(動物)もステージの上、ライトを浴びて演奏もして暑いだろうな。お互いの音も自分の音も聴こえるのだろうか?

 

「こぎつね」もジャズ風の面白いアレンジでしたし、おもちゃのメドレーは踏むとビーとなる風船をブラスに加えて楽しいアレンジ。「みんなのリクエスト」という曲はブラスの各々が自分のやりたい自分のパートの目立つ曲、「アイーダ」のトランペットや「76本のトロンボーン」、「ホルン協奏曲」などを各自が勝手に吹き出してしまうというやりとりで面白い。「一週間の歌」は各自が指揮棒を振りたがるのだけれど、それぞれ超遅くなったり、速くなったり、別の曲に変わったしまったりするという、これもまた面白くて客席はバカ受けでした。

 

最後は「シングシングシング」、ブラスバンドといえばコレ、カッコいいよねこれ。私もブラスバンド部でやりました。ソロも回り、ドラムのソロが超カッコいい。そのうえ、ドラムから離れ空中をたたいても、指揮者のお腹をたたいてもパーカッションの音が出る、というパフォーマンスがあって、またまた大うけでした。

面白いのに演奏は素晴らしいというコンサート、うちの子どももケタケタ受けていました。子ども達にも素晴らしい演奏を聴きつつ楽しめる素晴らしい機会だったのではないかなと思います。

トロンボーンは一体どうなってしまうの

バイエルン国立歌劇場『』開演
 
Romantic opera in three acts

Composer Richard Wagner ・ 
Libretto by Richard Wagner
In German language with German surtitles | New Production

Munich Opera Festival
Sunday, 09. July 2017

06:00 pm ? 10:45 pm
Nationaltheater

Duration est. 4 hours 45 minutes ・ Intervals between 1. Akt and 2. Akt (est. 07:10 PM - 08:00 PM) between 2. Akt and 3. Akt (est. 09:10 PM - 09:50 PM)


【第1幕】

ペトレンコが上手から登場すると大きな拍手がおこり、期待が高まる。ご存じ本作品の冒頭は約20分間という長大な序曲が演奏されますが、その間の演出は演出家の腕の見せ所。

冒頭。クラリネットとファゴットに支えられたホルンからゾクゾク感がたまらない。チェロとヴィオラに引き継がれた後に、ヴァイオリンが入り、オーボエ、そして輝かしいトロンボーン! 感動に震える…名演の予感。最初は、上半身裸の女性が4人弓を持って登場して、非常にゆっくりした動きで踊った後にまた8人が登場してくる。このホルンの響きの美しさは忘れられない。12人が客席に向かって弓を構え(まさか客席に矢を射らないよね)た後に舞台の後方の壁(幕?)に、真ん丸の中に目の映像が現れました。その目に向かって12人全員が矢を放つ。その後は3人ずつとか次々と矢が放たれます。さらに、上手・下手から同じ衣装の女性が登場して来る。最終的には32人。上半身裸で腰まである長い髪の女性たちが、舞台上で規則正しくひたすら目の画像を目がけて矢を放つ。正直言えば、彼女たちが裸である意味も、矢を放つ意味も、的が目である意味も、序曲の後半で的が目から耳の映像に変わった意味も分からないですが、それでも、それが序曲の盛り上がりと緊迫感と相まって、32人が矢を放つのを見ているこちらまで何か分からない興奮が…(裸にじゃないですよ!)
 
序曲の終盤にはフォークトが登場して、(ロープで吊り上げられて)矢のない間の壁を登っていく(つまり、32人はフォークトがうまく登れるように、一人分の通り道が出来るように矢を放っているということ)。
 
最後には全員の弓を集めてひとまとまりにして、それが天井から吊り下げられた紐で天井に向かって上がっていく。第1幕第1場(音楽では序曲)のリブレットを読むと、確かに「雨あられのように矢を射る」という場面がある。演出家カステルッチはそこからこの演出を着想したようです。タンホイザーはヴェーヌスブルクの囚われの身で、矢で狩をされる… ということみたい。

それにしても、ペトレンコ指揮によるバイエルン国立歌劇場管弦楽団の演奏の素晴らしいこと。ホルン、主題を吹くトロンボーンの響き、オーボエ、弦の美しさを始めとした演奏は、舞台上の演出に気を取られるのがもったいないほどの圧倒的な名演奏。
 
第2場では、4日前に『影のない女』でバラクの妻を見事に歌ったばかりのパンクラトヴァさんが強烈な肉襦袢で登場。いくら何でもこれはかわいそう「Geliebter, sag, wo weilt dein Sinn?」は非常に優しく…
 
期待のフォークトさんの第一声「Zu veil !  Zu veil !(もう、たくさんだ!)」は、これまでに何人ものテノール歌手で聴いたことがありますが、イメージが全然違っていた。「あれれ…」って感じ 「Dir tone Lob!」で弓をハープのようにつまびくところも実際に演奏されるハープと合わせにくそう… 演出にやや無理がある。でも、エアギターみたいな演出も他で見たことがあるのでまぁいいか…
 
やはり、フォークトさんはローエングリンのイメージが強すぎる(新国立劇場で3回観た)のかなと… それに囚われている私の問題であって、聴いていくにつれてこちらもしっくりくるようになり… そこは今をときめくテノールだけあって、美しい声を聴かせてくれました。BRAVO!

この辺りでは、奥の壁に丸い穴が空いていて、奥の女性たちの踊りが見えます。花輪を頭に飾り、またまた上半身裸です…
 
しばらくすると、上半身裸の女性が馬に乗って登場するなど、かなり凝った演出。歌に集中しなきゃ

9月の来日公演でも上半身裸で登場させるのでしょうかね? 「自主規制」して服を着せるのか、芸術として裸で登場させるのか、楽しみです。世の中のおじさんたちは高倍率・高性能のオペラグラスを持参するのでしょうか。でも、音楽と歌に集中できるという意味では、裸じゃない方がいいと思いますがね。動揺する私が未熟?

この後の二人の言い争いの場面ではパンクラトヴァさんが特にいい。バラクの妻でも激しい怒りをぶつける場面でもドラマティックながらもキンキンしたところが全くなくて突き抜ける明瞭さに感心したのですが、ヴェーヌスにおいても同様にドラマティックなのですが、声質を若干人物像に合わせて変えてきて、妖艶さが加わっている。4日違いで同じ歌手で違う演目を聴くと、何かしらの発見があるものですね。

第3場冒頭の若い羊飼いは、少年が舞台に出てきて笛を吹いたり歌う演技をして、エルザ・ベノワさんは舞台袖から歌っていたようです。ここは少年の特徴的な声が必要ですが、イメージどおりの非常に美しい歌。彼女は『影のない女』でも、鷹の声、門衛の声など(各種合唱の一員でもある)で美しい歌を聴かせてくれた。その時もこの羊飼いも舞台に姿を見せないのはとても残念です。彼女は9月の来日公演でパパゲーナとして出演します。これに続いて、大勢で巨大な金色の岩を頭上に担いで現れた巡礼の合唱も厳かな感じが出ていてとてもよかった。

ヘルマン、ヴォルフラムら5人が仕留めた鹿(トナカイ?)を引きずって登場。最初は覆面をつけていたこともあって、衣装はどう見ても、ISIL(ISIS) バリトンのヴォルフラムは、聴きどころが多く役柄もいい奴なので役得ではあるのですが、ゲルハーヘルが素晴らしいの一言。第1幕最後の「War's Zauber, war es reine Macht(魔力か穢れない力か)」にはしびれた。言葉では表現できないくらいに感動した。

先述の「魔力か穢れない力か」のあたりから次々と鹿の血を口の周りに塗りたくる。最後には領主ヘルマンは自分が来ていたエンジ色のガウンを脱いで、それを裏返すと血まみれの人間の骨を描いたデザインが現れ、それをハインリヒ(タンホイザー)に着せる。すると、弓の束は天上にまた引き上げられていく… ヴォルフラムは自分の口の周りに鹿の血を塗った後に、タンホイザーの口にも血を塗ってしまう。どことなくコメディ番組の罰ゲームっぽいこの演出の意味は何なのだろう? 後ろの円盤も血だらけになっていく… 血塗られた破滅の未来を暗示しているのか? もしかしたら、せっかく堕落の世界から以前住んでいた世界に戻ってきたのに、このような殺生を繰り返す世の中にタンホイザーが失望したから、第2幕であのような反論の歌を歌ってしまうのか? いろいろ深く考えてみると面白い演出なのかもね。

第1幕の最後には、先述のヴォルフラムの歌に重ねる形での男声六重唱「Sei unter, Heinrich! Kehr uns wieder! 」(我々のもとへ!ハインリヒ!戻ってくるのだ!)は、私の大好きな場面です(音を上げて歌うテノールがいい!)が、美しさはなんと表現していいのか。ペトレンコがオケをグイグイ引っ張って会場は高揚感で満たされる。これにタンホイザーが「Zu ihr!」(彼女のもとへ!)と加わり七重唱、最後には再びホルンがソロを吹いて… これが感動せずにいられようか。BRAVO ワーグナーすごい。ペトレンコ、オーケストラ、歌手陣、合唱のいずれも素晴らしい

休憩は約50分間もあるので、幕間に外に出て巨大スクリーンを見ると、パンクラトヴァさんがインタビューを受けていた。

雨があがってよかったが、蒸し蒸し。ドイツ語なので何を話しているのかは分からないですが、みなさん、リラックスしてオペラを楽しんでいる様子。声をかけられ、写真を撮ってほしいとお願いされたので撮ってあげたら、私の写真も撮ってあげるよと…いうことで、写真を撮ってもらった。


【第2幕】

ペトレンコを迎える客席のあちこちから BRAVO!うん、うん、気持ちは分かりますよ?

エリーザベトの高まるウキウキした喜びの気持ちを表す躍動感溢れる軽快な音楽。ペトレンコの軽やかな動きに合わせてオケもそれに応える。特にオーボエが美しい。

ハルテロス演じるエリーザベト登場。衣装…なにこれ… カステルッチ(演出家)って、なんぼ裸好きやねん エリーザベトの衣装って、裸が透けて見えているようで、実は fake(絵で描いてある)。それと、後ろにある女性の形した置物の意味は?そんなこと考えていたら、音楽に集中できないじゃないか!

第2幕冒頭の「貴き殿堂」では、さすがはハルテロス。とても透き通る美しい声。

それにしても、第2場のタンホイザー(フォークト)とエリーザベト(ハルテロス)との会話、二重唱は実に素晴らしい。さすがと言うしかない。第3場ではゼッペンフェルトによる領主ヘルマンが渋い。

しかし、第2場?第4場で、後ろに20人程の頭が丸坊主の帽子をかぶり、全身タイツに身を包んだ人が寝転がったり座ったりしながら踊っているのですが、何の意味があるのだろうか。合唱団は別にいるから歌うわけではないし、意味がないなら、登場させるのは演出家のエゴでしかないので、ない方がいいと思う。

第4場に移行する行進曲。ペトレンコはそれまで細かく指示を出していたが、ここはオーケストラの自主性に任せていたような気がした。オケも合唱団も美しい響き。

歌合戦。上半身裸の女性がまたまた数人登場して、槍のようなものを持って立っている。カステルッチはエロおやじか?

一番驚いたのは、「Wolfram von Eschenbach, beginne!」とヴォルフラムに呼びかける4人の小姓が金髪・長髪の子供たちで、上半身裸。全員髪が長くて華奢だったので、女の子だとずっと思っていた。これは児童ポ・・で法律上問題ないのかと思ってしまって、かなり気になりました

結局、カーテンコールの時に男の子だと分かって安心。終演後の出待ちの時にも男の子たちだと確認しました。こういうのに動揺する私が未熟なのかもしれないですが、ややこしくて音楽や歌を阻害する演出はやめてほしいですね。

舞台中央に半透明の大きな箱が置いてある。正面に「KUNST」(芸術)と書いてある。その箱を挟む形で、上手に領主ヘルマン、下手に5人の歌手が寝転んでいる。

まずはヴォルフラム。文字が変わったぞ…「ANMUT(優雅)」まさに優雅な歌! ゲルハーヘル素晴らしい! 

歌う人が変わるたびに、その歌の内容に応じて単語も変わる。

ヴァルターは「TUGEND(徳)」。『影のない女』でも青年の幻影を歌ったディーン・パワーは脇役を手堅くこなす名歌手ですね。Nice guy。

ビッテロルフは「WAFFE(武器)」。見た目めっちゃイカツいビッテロルフが怒って歌うので、ハマリ役じゃないか!

タンホイザーがヴォルフラムに反論する歌う時には「LUST(愛欲)」。

この歌合戦では、タンホイザーは他の歌手たちが歌う歌の内容をコケおろし、小馬鹿にする憎らしさを全面に出して歌うのですが、フォークトさんはいい人っぽいから、そういう役はあまり似合わないのかな。まだまだローエングリンの残像が… それでもしかし、どこまでも伸びていきそうな輝かしい声は素晴らしいですね。

エリーザベトが、例の裸を描いた部分の布を外して床に置いた! 何の意味が? 意味不明! タンホイザーがそれを拾い上げ、ヴェーヌス讃歌を歌う間その布を持って… う?ん、きっと何か意味があるのだろう…たぶん…何だろう?

エリーザベトの聴かせどころ「Zuruck von ihm! Nicht ihr seid seine Richter! お下がりなさい!あなた方は彼を裁くことは出来ない!」は冒頭の「貴き殿堂」とは違って、決然とした歌。ハルテロスはただの恋する乙女じゃないところをしっかり持っているエリーザベトを見事に歌っていた。

でも、タンホイザーの「Weh! Weh mir Unglucksel' gem!」の直前に、エリーザベトがヴォルフラムから奪った矢を彼の背中に首のところから縦に入れて突き刺す… ドリフの落武者みたい?よく分からん。

このあたりの合唱、タンホイザー、エリーザベトの歌は聴きごたえがある。

ヘルマンが矢をタンホイザーの背中から抜く!この矢はエンディングにも出てくるのですが、どんな意味があるのかを来日公演までのあと1か月考えてみよう。このあたりのヘルマンめちゃカッコいい。そこから合唱団が加わり、タンホイザーとエリーザベトも。巡礼の合唱が入って、タンホイザーの「Nach Rom! ローマへ!」。ワーグナーって、ここで BRAVO!って叫ばせるように作っているみたい。劇場内から猛烈な拍手


21時半頃。まだ少し明るいですが、ビルには灯りがともり始めました。さぁ、第3幕が間もなく始まります。


【第3幕】

ペトレンコを猛烈な拍手と BRAVO!でお出迎え。オケを立たせるとさらに大きな拍手。観客の期待に応えて、タンホイザーの巡礼の旅の導入曲。ペトレンコが振るとオケが変わるのか?オーボエとホルンの美しいこと。

マリア像に祈るエリーザベト。第2幕でも大量の足が出てきたが、何の意味が?それはさておき…エリーザベトの祈り「全能の乙女マリア様」の何という素晴らしさ。バックには非常に美しい木管の響き。聴いているこちらは泣けて泣けて…

いつも冷静で高貴なヴォルフラムを歌うゲルハーヘルは、「夕星の歌」 でもやはり…どんな言葉を使って褒めればいいのか。

「KLAUS」と「ANJA」という2人のファーストネームが書かれた台車が出てきて、それぞれの死体の人形(?)が乗せられてた…

タンホイザーのローマ語りでは、さすがフォークト。長いこの歌を飽きさせることなく、客席を自分の世界に引き込むような歌。歌の間に男女のミイラを台に乗せたり、持ち去ったり、また場所を入れ替えて乗せたり。その後骸骨に変わる演出は、歌の邪魔にしかならない。

タンホイザーを必死に繋ぎとめようとするヴォルフラム。ヴェーヌスは(登場しないで声だけで)タンホイザーを呼び戻す。ヴォルフラムの「君のために祈っていた天使の名はエリーザベト!」

タンホイザーの「Heilige Elisabeth, bitte fur mich! 聖なるエリーザベトよ、私のために祈ってください!」

エンディングの巡礼者の合唱。さっきまで骸骨が安置されていた台に黒子がバケツに入れた遺灰を台に盛る。それをエリーザベトとタンホイザーがそれを正面の台に盛る。

演出の是非はともかく、合唱が素晴らしい。今回の思い出多い旅を締めくくる最後の合唱と演奏にウルウル涙が…

冒頭の約1000本もの矢で始まった本公演は、この矢で終演。

客席からは熱狂的な拍手と BRAVO

若い羊飼いを舞台袖から見事に歌ったベノワさんcute

ゼッペンフェルト、渋かった。

ゲルハーヘルのヴォルフラムは素晴らしいの一言…では言い足りない。BRAVO!でも足りない。

パンクラトヴァさんによる妖艶なヴェーヌス。演出がイマイチだけど、歌でカバー。舞台を下りても気さくで素敵なマダム。すごいファンになりました。

ハルテロス。夢見る乙女から救済の聖女へ。こんなにも印象を変えて美しく歌えるのは素晴らしい。さすがです。9月には来日しないので、またいつか聴きたい素晴らしいソプラノ。

最初の「Zu veil!」はイメージと違っていたけれど、当代随一のワーグナー歌手フォークト。バイロイト(ネズミがたくさん出てくる演出)や新国立劇場でのローエングリンがハマリ役すぎてそのイメージが強いですが、今回初めて演じたタンホイザーも素晴らしかったし、マイスタージンガーのヴァルターも評判がいいようだ。あんな声はどうやったら出るのだろう… 従来のタンホイザー像とは違うとは思うけれど、最後のローマ語りも最高。9月にまた彼の歌が聴けるのが楽しみです。私のことを覚えていてくれるかな?

フォークトさんはカーテンコールで毎回プロンプターと握手していますが、この日も。
 
間もなくベルリンフィルの主席指揮者となるペトレンコ。彼が指揮する公演をこの旅行で2回観たが、本当に素晴らしい指揮者。舞台より指揮をついつい見てしまうことがあるくらいだ。ペトレンコが振るとこんなにも音が違って聞こえるのかと感動した。


BRAVI 

素晴らしい演奏素晴らしい歌素晴らしい合唱素晴らしい歌劇場 微妙な演出 何と言っても、最愛の『』も観ることが出来たし、『』も『』もまぁまぁ満足したので、ミュンヘンまで遠征してきて本当によかった。

私が観たこの日の公演の模様がで今月末まで無料配信されていますので、興味ある方はぜひご覧ください。

指揮:Kirill Petrenko キリル・ペトレンコ
演出・舞台・衣装:Romeo Castellucci ロメオ・カステルッチ
振付:Cindy Van Acker
演出助手:Silvia Costa
舞台装置助手:Maroussia Vaes
脚色:Piersandra Di Matteo / Malte Krasting / Miron Hakenbeck
合唱指揮:Soren Eckhoff

Hermann, Landgraf von Thuringen ヘルマン(チューリンゲンの領主):Georg Zeppenfeld ゲオルク・ゼッペンフェルト

Tannhauser タンホイザー:Klaus Florian Vogt クラウス・フロリアン・フォークト

Wolfram von Eschenbach ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ:Christian Gerhaher クリスティアン・ゲルハーヘル

Walther von der Vogelweide ヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデ:Dean Power ディーン・パワー

Biterolf ビッテロルフ:Peter Lobert ペーター・ローベルト

Heinrich der Schreiber ハインリッヒ・フォン・シュライバー:Ulrich Res ウルリッヒ・レス

Reinmar von Zweter ラインマル・フォン・ツヴター:Ralf Lukas ラルフ・ルーカス

Elisabeth, Nichte des Landgrafen エリーザベト:Anja Harteros アニヤ・ハルテロス

Venus ヴェーヌス: Elena Pankratova エレーナ・パンクラトヴァ

Ein junger Hirt 若い羊飼い: Elsa Benoit エルザ・ベノワ

Bayerisches Staatsorchester バイエルン国立歌劇場管弦楽団
Chorus of the Bayerische Staatsoper バイエルン国立歌劇場合唱団
 
9月にバイエルン国立歌劇場が来日して、『タンホイザー』と『魔笛』を上演する。終演後に出待ちしてパンクトラヴァさんと4日前の『影のない女』の時に続いてまた少しお話しました。「Hi, Barak's wife!」と声をかけ、「hard worker だね」と言ったら覚えてくれていました。「日本公演のチケットを取ったから、東京で会えることを楽しみにしている」と。彼女も日本に行けるのがとても楽しみだと言っていました。
 
また、フォークトさんにもサインをもらい、一緒に写真を撮ってもらった際に彼と少し話した。
 
『タンホイザー』来日公演の一番高い席はという話になり、(S席65,000円だから)「?500だよ」って言ったら、とても驚いていました。
 
当初チケットの価格が発表された時に、こんなに高くて(S席65,000円)売れるのだろうかと心配していましたが…やはり、高額の席がまだ残っているようで、最近大幅に値下げされました。A席59,000円→40,000円、B席54,000円→36,000円。確かにウィーン国立歌劇場やスカラ座と並ぶ劇場だと思うし、K.ペトレンコ、K.F.フォークト、A.ダッシュ、M.ゲルネといった豪華布陣で来るのですが、日本ではまだまだバイエルンの名前では集客が難しいのでしょう。スポンサーがあまりついていないのかもしれないですね。3公演とも平日マチネで、NHKホールの音響も心配ですから、敬遠するのも無理はないでしょう。
 
そういうことは置いといて、またあの感動が蘇ることを期待して、9月を待ちたいと思います
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