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12年ぶりに復活した
エウレカセブン。今度は劇場版3部構成になって物語を再構成。正直、テレビシリーズが今から考えれば贅沢な一年4クールだったから描けてないところなんてあるのか?とも思うけど、12年経って復活するという事がこのアニメの人気を物語っている?かな?
いや、たぶん物語ってない笑 世間一般的には話題にならなかったし、アニメファンの間でもそんなに流行らなかった。でも極一部に強烈な印象を与えて、今でも
エウレカセブンのイベントが開催されてるくらい強い影響力を持った作品。
で、今回の映画なんだけど、テレビシリーズを再構成してるだけじゃなく、結構物語の時間軸をいじくりまくってるから初見の人はワケが分からないかも。そこに分かりにくい世界観が拍車をかける。
旧来からのファンには楽しめるけど、正直、ここから
エウレカセブンを始めよう!って人にはテレビシリーズをお勧めします。
ただ音楽は今回もめちゃ良かった。ハードフロアとHiroshi Watanabeと。個人的には今回の映画でサマーオブラブの爆心地がウッドストックだった事が判明して満足。音楽の話?いや、アニメの話です笑 すごいアニメでしょ?
エウレカセブン元気ハツラツぅ?
みそです。
掲題の映画を喜び勇んで観に行ったので、ご報告のオタク記事です。
まずはネタバレなしで感想書きます!
一言で言うと…!
予想を裏切られました。
限りなく悪い意味で。
土曜の朝7時に起きて、本当に期待して観に行ったのに…これは酷い。
放映当時からメディアミックス戦略によって様々な媒体でアレンジ・続編・スピンオフを公開してきた
エウレカセブンですが、10年通してそのほぼ全てを見てきた俺が断言します。
間違いなくその中で一番つまらないのが本作です。
でも、最後の予告に映っていた新作カットを確認するためにきちんと完結までは見たい、そんな映画でした。
こういう喩え方はオマージュ元に本当に失礼ですが、「
エウレカセブン接触編」くらいの位置付けで割り切るべき第一作ですね。
どうつまらないのかはあらすじまで書かないとなかなか説明しにくいのですが…まず、中身としては本編の総集編的作り直しという理解で良いです。
ただ、その切り貼りのやり方・シーンチョイスが謎、かつ時系列が行ったり来たりする構成が冗長な上に分かりにくいです。
過去に本編を見た人にとっては退屈でイライラが溜まる内容で、逆に本編を一度も見たことがない人にとってはおそらく訳の分からない話に感じられるでしょう。誰向けの作品なのか割と本気でわからない。
リメイクものとしてはまさに最低と呼ぶべき仕上がりとなっています。
んで、以下はネタバレ込みの詳細な感想です。
作品全体のザックリとした内容としては、
・最初の30分程…アドロックの起こすサマー・オブ・ラブ
・残り全部…アニメ本編21話〜24話の垂れ流し
ザッツオールです。
まず、最初の30分ですが、アニメ本編では語られなかった世界規模のトラパー災害が描かれます。全部まるごと、豪華な新規カットです。軍時代のノヴァク兄弟とタルホの活躍を冒頭から見ることができます。
と言っても、いろいろと新解釈で設定の変更が行われているため、アニメで残った謎を補完するというよりは根っこから作り直した感じですね。
サマー・オブ・ラブの内容もかなり変わってます。
「アミタドライブを引き抜き、実験を中止→それと引き換えにアドロックは大地と同化」という、本編では性の目覚めの片手間に説明されたよく分からない英雄誕生秘話だったところが大幅に変更され、アドロック自身がニルヴァーシュを駆り、司令クラスターに接触する等大活躍します。
その他、舞台が地球であることが最初から明かされ、PVで公開されていた通り、ゲッコーステイトの離反前から軍は抗体コーラリアンと大規模な戦闘を行っています。あちこちの地名や組織名はポケ虹のときのような日本テイストの名前に一新されていますね。
実を言うと、この前半だけ見れば超ワクワクの新作劇場版です。
新規作画の圧倒的クオリティで繰り広げられる、2機のデビルフィッシュと無数の抗体コーラリアンによる超ハイスピードなリフバトルアクション、そしてホーミングレーザーのサーカスの嵐。
一度は軍に進言した作戦を自ら撤回し、反旗を翻すアドロック。一体彼の真意とは何だったのか?
そうです、掴みは完璧なのです!
(あえて注文を付けるならタイフーンやワイバーンといったモンスーノ正式採用前のLFOに映像化の機会を与えてほしかったな、というくらい)
しかし…
問題なのは残りの2時間弱。前述の通り、アニメ本編21話〜24話の垂れ流しです。
リメイクの1作目でありながら、本編中盤のビームス夫妻のパートが大半となるのです。家出からモーニング・グローリー直前に至るまでを、レントンの回想という形で描いています。
ここも本編とはやや設定が違っています。サマー・オブ・ラブで家族と死別したレントンは一度ビームス夫妻の養子となっており、寮制と思われるベルフォレストの軍学校に通い、その生活の最中にゲッコーステイトに参加する形で家出をします。
で、さらにゲッコーステイトからも家出したところでビームス夫妻と再会…という、理由は分かりませんがややこしい改変となっています。
放映当時、録画してビデオが摩りきれるくらい見てきたチャールズさんの大ファンとしてはこのパートをフィーチャーしてくれるのは嬉しい気持ちもあるのですが、残念ながらこの部分が作品の主題じゃないことは明白。
「少年が少女に恋した。そして彼らが互いを愛する気持ちを貫くことが実は世界を救うことだった」
というのが
エウレカセブンという話の根っこであるはずが、ハッキリ言ってその本筋に絡む部分が1ミリたりとも描かれていません。
これがもう致命的だと思います。
その上でヴォダラクの女の子を病院に連れていくエピソードにガッツリ尺を割いているところなんか見るともはや頭抱えちゃいます。
レントンとエウレカの出会いも、ゲッコーステイトでの絶望と挫折も十分に流さないまま、白鳥号での話をされても、意味がないと思うのです。
家族を知らないレントンがビームス夫妻に初めて家族の安らぎと温もりを教えてもらうが、それでも自分の想いや過去の行いに真っ直ぐでいたいために、そんな優しい世界と決別する…ってのが家出パートの本筋なわけですが、決別する根拠になるエピソードがスッポリ抜け落ちているのです。
あとは、前述の通り回想の構成も無駄に難解。
「PLAY BACK 」「PLAY FORWARD 」のアイキャッチとともに時系列があっちいったりこっちいったりします。この辺りは同じボンズ作品として記憶に新しい「コンクリートレボルティオ」を彷彿とさせます。個人的にこういうのホントいりません。明確な意図もなく複雑にしなくていいんだってば。
謎をばらまくばっかりで話が全然面白くなかったAOの失敗を繰り返しています。
それと、これは前半にも言えることではあるのですが、文字が多くて情報量のバランスが悪いです。細かいこと言うようだけど、字幕の「ビーグルモード」ってなんやねん…。
序盤が完全新規であることも災いし、見れば見るほど期待値が落ちていくのを実感。トコトン尻窄みの作品です。
ただ、地味ながら使い回しパートにも若干新規カットは入っており、レイさんがチャールズさんとレントンの会話を聞いて驚愕する顔芸シーン等の作画の変更がありました。
まあ、絵に関してはもともと質の高い作品なのであまり気になりませんけどね。
…と、ここまで感情のままに書きなぐってきましたが、とりあえず一言でまとめると
第1作だと言える思います。
逆に言えば、3部構成の2作目以降でその芯の部分を出していくことを前提に、意図してこういう内容にした可能性もあるなと思いました。
「…でもさ、商業的にそんな冒険じみた描き方できる作品なのかなあ。」
「どうなるんですか?」
「続編が…なくなっちゃうかもしれない。」
とならないことを祈ります。
いずれにしても、今回の1本では映画作品としての体裁さえ保てているか怪しいです。
それでも金返せ。…とは言いません。シリーズが大好きであることは変わらないので、まずは完結まで見てから、評価を下したいですね。
それと、これはもう上映前から分かってたことですが、主題歌がとにかく素晴らしい。
絵と曲の良さはなんとか守りきれたか。
特典のステッカーはこれでした。
ネットで他のを見る限り、まあ、当たりかな。