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今回は、Unit5（Sparkling Wines）の Thoery です。

★★★

その前に、Unit5 の合格率を見てみましょう。

ただし、以下の２点に注意ください。

１．年度ごとの Overall の合格率は

Examiners' Report（ER) に書いてありますが、

Tasting/Theory については

各試験日ごとの合格率しか書いてありません。

2015/16 の Thoery を例にとると、

2015年11月 59％

2016年03月 56％

2016年06月 54％

上の３つの数字を足して３で割ると、

56％になります。

本当は受験者数で重みをつけて計算するのが

正しいのですが、面倒くさいので

このように単純に計算しています。

ただし、３回の試験の受験者数は

それほど大きく違いないので

傾向を知るという観点からは、

全く意味のない数字ではないと考えます。

２．2014/15 は Tasting、Theory 別の

合格率が　ER に記載されていないので

-- となっています。

上記１と２は他の Unit についても同じです。

さて、肝心の合格率は

Overall/Tasting/Theory の順で、

2011/12 75/79/68

2012/13 84/85/77

2013/14 71/88/70

2014/15 66/--/--

2015/16 59/79/56

2012/13 以降目に見えて下がってきています。

これは Theory が難しくなってきているから

ということができるでしょう。

★★★

では Unit5 の Theory についてみていきましょう。

今の試験形式（語句の意味の説明3問）になったのは、

2006年11月からなのですが、

以後の問題を過去の ER と

Past Papers（PP）から拾ってきて

例えば、

2006年11月

Sekt/Cava grapes/The Aube

2007年3月

Transfer Method/CIVC/Tasmania

2007年6月

LVMH/Cremant de Bourgogne AC/Tank Method

という風に最新のものまで書いた

過去問一覧表を作ることをお薦めします。

さて、アホおやぢも受験前に自分で作ったのですが

実際にここに掲載しようとすると

異常に長くなるので割愛させて頂きました。

ここでひとつ気をつけなければいけないのは

Tasting とは違い、

Thoery は地域によって問題が違うということです。

2017年3月の例を取ると、

Asia & Australasia が

a) Producer classifications in Champagne,

e.g. NM, Negociant Manipulant
b) Prosecco DOC
c) Chardonnay

で、a) と b) は各地域共通問題。

c) は、Europe が "Meunier"、

Americas が "Pinot Noir" といった具合です。

2012/13 までの ER は恐らく

Europe で出題された問題だけが掲載されており、

2013/14 以降は、

全世界で出題された問題が掲載されています。

実際に作成してみて眺めていると

色々なことが見えてきます。

１．「Unit5 Thoery 3年の法則R」

過去3年間に出題された問題と

全く同じ問題は出題されません。

唯一の例外が、

2010年6月と2012年3月に出題された

"Prosecco" です。

"Prosecco"は、2017年3月にも出題されたのですが、

この時はしっかり「Unit5 Theory 3年の法則R」を守っています。

従って、試験間際に復習する際には、

ER と PP を見て過去3年間に出題された問題は

軽く流しておく、というのもアリでしょう。

、

２．重複問題の数

また 2006年11月から2017年6月まで出題された

99問のうち、30問は重複問題です。

つまり、全く同じ問題が出題されています。

この数字は、Unit4 よりは多いのですが、

Unit6 よりは少ないです。

３．問題がややこしくなる傾向

最近の傾向として問題がややこしくなっていることが

あげられます。

特に Champagne 関係に特にややこしい問題が多いです。

例えば、

2014年11月 Liqueur de tirage and second firmentaion

in bottle.

2015年6月 Removal of sediment from bottle-fermented wines

2017年3月 Producer classifications in Champagne(e.g. NM）

1つ目や2つ目は基本がしっかりわかっていれば

すぐかけるのですが、

こういった訊かれ方をするとやや戸惑います。

3つ目は以前に "RM","NM" という出題はありましたが、

producer classifications を全部書け、となると

意外と書けないものではないでしょうか？

（それにたくさん書かないといけないので

時間との戦いにもなります。）

このややこしさが、冒頭で述べた

Thoery の合格率の低さにつながっていると思われます。

４．生産者問題の多さ

Study Guide を見てもわかる通り、

Unit5 は生産者の項目が多く、

従って生産者についての出題も多いです。

生産者そのものの問題が11回、

CIVC、RM、NM などの生産者団体+α の問題が4回。

平均すると1年に1度は生産者問題が出ています。

ここで力を発揮するのが Study Group です。

生産者問題はみんなで分担して

1人1～２社を担当して調べ上げ、

情報を共有するのが楽でいいと思います。

アホおやぢに限らず、この生産者問題は

苦手（というより嫌い）にしている人が多いので。

実際過去11年間で生産者問題が

3回連続で出題されたことはありませんし。

生産者問題の答え方については Study Guide の

43p を参照ください。

さて勉強法ですが、

【必読】

１．Level3 のテキスト

２．Unit5 Study Guide

まず、1p と 42～43p を読んでから本文を読みましょう。

３．OCW

４．Global Campus にある 156p もある Recommended Reading

５．Examiners' Report

【参考（Theory のみ）】

アホおやぢの Thoery の成績： Pass

勉強時間約5週間

勉強方法は、まず Level3 の本を読んで概略をつかみ、

Study Guide と OCW を読み、

最後に Recommended Reading を読みました。

アホおやぢは読む資料が分散しているのが嫌なので

上記の１、２、４の重要なところは全てコピーし、

A5 サイズのノートに張り付け、

余白に OCW と ER の重要と思うところを

書き込みました。

結果として50pくらいのノートになりました。

それを見て覚えては書き写すということをしました。

このノートづくりはやや手間がかかるので

あまりお薦めしませんが、

１冊にまとまったものがあると持ち運びに便利で

重宝したのは事実です。

なお、Unit5 の全世界の合格率は 60% くらいですが、

日本人の合格率はもっと高いと思われます。

アホおやぢが受験したのは2014年11月だったのですが、

このときの受験者はたった5人。

想像ですが、その直前の2014年6月に大量受験し、

多くの人が合格した結果、

11月は受験者が極端に少なかったのでしょう。

以上で Unit5 Thoery についてのお話は終わりです。

つづく～

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